ここまでは、種族値と個体値の話をしました。
ピカチュウの素早さの種族値は90で、その中でも個体値は0〜31まであるわけですが、
そのピカチュウがゲット後どれだけ成長するかは努力値によって異なります。
努力値というのは、ポケモンがどれだけ努力したかを表す値です。
努力値を増やす方法は「敵と戦闘」「ドーピング」の2通りがあります。
■敵と戦闘して努力値を手に入れる
まず最初に敵と戦闘をする方法ですが、
敵を倒した時、「けいけんち」と同時に、実は「努力値」も手に入っています。
入手できる種類と量については、例えば「ミネズミを倒すとこうげきの努力値が1増える」というように、
敵の種類によって決まっています。(敵のレベルは関係ありません)
この努力値も、ゲーム内では見ることができません。
どのポケモンを倒すと何の努力値がどれだけ入るかについては、
出現野生ポケモン一覧をご覧下さい。
戦闘で得る努力値は、アイテムによって増幅することができます。
「きょうせいギブス」を装備すると、2倍になります。
他には、バトルサブウェイでBPと交換で手に入るアイテムで、+4になります。
「パワーリスト」「パワーベルト」「パワーレンズ」「パワーバンド」「パワーアンクル」「パワーウエイト」
の6種類があり、それぞれ「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」が+4になります。
また、「ポケルス」に感染したポケモンは、戦闘で得られる努力値が2倍になります。
アイテムの効果がある場合はそれも2倍されるので、上記の「パワー○○」を使えば、
努力値+2の敵を倒した場合は(2+4)×2=12の努力値が手に入ることになります。
■ドーピングで努力値を手に入れる
次に、ドーピングについてです。
ドーピングアイテムには以下の6種類があり、それぞれ対応する能力の努力値が+10されます。
「マックスアップ」「タウリン」「ブロムヘキシン」「リゾチウム」「キトサン」「インドメタシン」
1個につき10ポイントアップしますが、100ポイントまでしか使えません。
敵を倒したりドーピングをして100ポイントを超えると使うことができませんので、
まず100ポイントまではドーピングして、そこから戦闘で稼ぐと楽でしょう。
また、今作では「スワンナのハネ」というドーピングもあります。
こちらは1個につき1ポイントしかアップしませんが、100ポイントを超えても使うことができます。
ハネはホドモエの跳ね橋かワンダーブリッジで無限に拾うことができます。
■努力値の上限について
なお、努力値には上限があります。
「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」の6つで
合計510まで努力値を獲得することができます。
また、1つにつき最大255まで獲得できます。
そのため、どの能力値にいくつずつ努力値を「配分」するかというのが重要になってきます。
ここでは、最初に述べた「努力値8ptが種族値1ptに相当する」ということを思い出してください。
例えば素早さに努力値を全部振れば、255÷8→31ポイントもアップします。
これだけあると、本来素早さで負けているはずのポケモンより先攻することも可能です。
また、元々こうげきの種族値50のポケモンでも、
個体値31と努力値510を合わせれば60ポイント以上も上乗せすることができるので、
本来の倍の威力の攻撃を繰り出して相手をびっくりさせることもできます。
「HP」「ぼうぎょ」「とくぼう」に均等に振れば、防御面で強いポケモンを作ることもできるでしょう。
このように、ポケモンごとに最適な努力値の「配分」を考えることが、
強いポケモンを作るために必要不可欠な作業となります。
具体的にどのポケモンにどんな配分をしたらいいかという事例は、
個別の育成論(準備中)を参考にして下さい。
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